<MC³(Message Control based Crisis Counseling)とは>

MC³(Message Control based Crisis Counseling)とは


メンタルレスキュー協会では協会の支援プロセスを、「 Message Control based Crisis Counseling」、略称 MCCCもしくは MC³とすることに決定しました。
これまでメンタルレスキュー協会では実践的なツールとして、メッセージコントロール、自殺企図対処、惨事対処の基礎講座とその応用編の上級講座を提供してきましたが、現実的に「どんな手法を用いて支援しているのですか」と専門家同士で会話をする時にも「メンタルレスキュー協会のやり方です」としてしか表現することができていませんでした。
この分野では、 PFA(psychological first aid)や CISM( Critical Incident Stress Management)などの手法があり、それらと同等あるいはそれ以上のきちんとした対応策であるメンタルレスキュー協会方式を、現場や学会報告などで呼びやすいようにしたものです。

クライシス・カウンセリングでは、非常に弱って警戒心が強くなっているクライアントに対し、緊急かつ現実的な支援を提供する必要があります。
MC³はその名の通りメッセージコントロールを基本にしています。メッセージコントロールのスキルを持つカウンセラーは、短時間にクライアントの警戒心を解き、「味方」として、現実的な提案をする関係を作ることができます。
また、人は辛い体験の苦痛から回復しても、それ以降、傷つきやすくなってしまう場合と、逆にその体験を糧として、さらに充実した人生を送れるようになる場合があります。それには自信をという要素がかかわりるのですが、MC³は、自信の保持を重視するアプローチです。
MC³では、当面の心理的な辛さを乗り越えるだけでなく、クライアントが自分の体験に適切な解釈を与えるのを手伝い、いらずらに被害者的な思考に陥らないように配慮します。さらに、MC³は、クライシス時の一時的な個人の心理ケアにとどまらず、個人を取り巻く家族や組織などにも働きかけ、現実的な対応をすることにより、その方が自信を無くすことなくこのクライシスを乗り越え、より力強い生活を歩んでいけることまでを見据えた支援です。
MC³のアプローチを適用することで自殺後の周囲のケアや、事故・事件・災害の被災者・救援者の支援を、個人もしくはチームとして、効果的に実施することができます。
また、MC³は、希死念慮が発生しやすいうつからのリハビリ(社会復帰)においても、効果を発揮します。