クライシス・カウンセリング~ガイダンス編~

クライシス・カウンセリング~ガイダンス編~

当協会のスキルをカウンセラー向けにお伝えしている講座のガイダンス編として、うつ状態のクライエントの特徴や、ショックな出来事に遭遇したクライエントの特徴などをお伝えします。

講座の内容

当協会のスキルをカウンセラー向けにお伝えしている講座のガイダンス編として、うつ状態のクライエントの特徴や、ショックな出来事に遭遇したクライエントの特徴などをお伝えします。
さらに、クライシス場面でのクライエントを上手にサポートするためにもっとも重要である「メッセージコントロール」(カウンセラーが発するメッセージをきちんと意識して選択できるようになるための技法)の一部を、体験的に学習していただきます。
なお、この講座は、カウンセラー資格をお持ちでない方でも受講していただくことができますので、皆さんふるってご参加ください。

クライシス・カウンセリング~ガイダンス編~概要

【所要時間】2時間
【参加資格】「クライシス・カウンセリング」「MC3」にご興味がある方ならどなたでも
【参 加 費】1,500円

参加者のご感想

【UCPC】
基礎講座の内容を2時間でどうまとめてお伝えするか興味がありました。基礎2,3のエッセンスを実践的に伝えつつ、MCを楽しく練習できたと思います。
【講座の参加者】
○今回の講座で一番興味/学びがあったところ、印象に残ったところはどこですか?
  • メッセージコントロール。CLの味方になる事。
  • 表面飾りという説明がとても分かりやすかった。とにかく相手の味方になる。そのためのうなずき等のメッセージコントロールがあるのですね。メンタルレスキューは極めて実践的で、実用的なスキルだと思いました。
  • うつの症状を聞く時は、症状の苦しさに共感すること、惨事体験を聞く時は、事柄に共感すること。話を聞き、それが相手に伝わっていることで、「味方になる」ことができる。
  • 「味方になる」ということが非常に重要であること、うつの場合は症状の苦しさを、惨事の場合は体験を聞いて共感する、という点が非常に印象に残りました。ますはメッセージコントロールをぜひ学びたいと思いました。
  • うつの人の本質、うつの成り立ちや、本当の苦しみと、そこに有効な働きかけ方が学べた事。自分自身もうつから守る行動を取る必要がある事も教えて頂き、気をつけようと思いました。
  • 「其々の症状を抱えながら生きる苦しさ」に共感する、「体験したことの大変さ、苦しさ」に共感する、という姿勢の在り方が大変勉強になりました。
  • うつ状態にある人の話を聞く場合と、惨事を経験された人の話を聞く場合のアプローチ方法(症状の苦しさを重点的に聞く、事柄を詳しく聞く)の違いがとてもわかりやすく、自分で本を読むだけではなかなか理解しきれなかった部分がストンと腑に落ちる感覚を覚えました。自分に味方がいる時には、背中を預けられる相手がいるからその分身を守ることから余裕ができ、対策を考えたり、アドバイスを受け入れたりできるようになる、という説明がとてもわかりやすく印象に残りました。
  • 「支える人が陥りやすい傾向を知る」ということで、自分のメンタルヘルスを良好にしておく必要があると感じた。
  • どんなにベストを尽くしても、カウンセリングが功を奏すとは限らない。過剰な自信や期待を持ちすぎることは、カウンセラーを疲弊させてしまう危険性もはらんでいることを知っておくということ。
  • 後半のお話の中で、日本人は昔から農耕民族で、「分かってもらう」の効果が大きく、仲間がいると安心、味方になる、ということ。その仲間にカウンセラーがなる、そしてCLの思考が前向きになる、というところが、頭の中で描けて、印象的でした。
○学んだことをどのような場面で活かせそうですか?
  • 職場で上司がメッセージコントロールを使うと、職場内のコミュニケーションが活性化するし、職場内のメンタルヘルスも良くなると思いました。
  • これから仕事で産業カウンセリングを行う立場にあるので、日々の面談に役立てようと思います。
  • 私は労働相談の仕事をしていますが、その際、自分の状況に対する法的根拠のみを知りたいという方も多いですが、相談者自身についての悩みを聞く場合は、アドバイスをしても受け入れてもらえていない様子があったりして、私自身が無力感を感じて落ち込むこともありましたが、味方になるということができていなかったのかもしれないと気づき、今後の相談の場でも活かしていけたらと思いました。家族関係でも、「こうした方がいい」や「それは間違っている」ということをついつい言って方向を無理やり正そうとしてしまいがちですが、まずは苦しんでいることを否定せずに聞いて理解しようとする姿勢が大事であることを学びましたので、子どもとの関係にも活かしていきたいと思いました。
  • 家族の中で、そして友人との対話の中で。
  • 友人から相談を受けたときに、すぐにアドバイスするのではなくまず聞く、という点が生かせそうです。
  • 相談を受けた時に限らず、自分に関わってくださる人と接する時全ての場面で活かせると感じます。
  • 毎日の仕事にいかしていけます。
  • 相談者の話しの中で。または職員との相談を聞くところでも、家族と話す場でも活かせると思った。
  • 通常のカウンセリングでも、うつ状態や、希死念慮のある方が来られることがあるので、その応対で活かしてみたいです。
  • 相談の現場です。悩みを構成する3つの層、2つのルートと9メッセージは、管理監督者へお伝えできると効果的だと改めて感じました。