2023年度(令和5年度)CPS認定試験における主任試験員講評

2023年度(令和5年度)CPS認定試験における主任試験員講評

*2023年度は、3試験(7月・11月・2024年3月)がありました。
  2024年3月については、他団体様主体で実施となりました。 そちらの講評につきましては、一番下段に記載があります。

2023年(令和5年)7月8・9日(オンライン)における主任試験員講評

CPS認定試験を受験された皆さん、お疲れさまでした。
受験者の皆さんが、事前にしっかり準備をされて試験に臨まれていることが伝わってきました。
また試験とはいえ、クライアントのために何ができるかを真剣に考え、取り組んでいた姿勢は素晴らしいものでした。
以下に主任試験員として気づいたことをコメントしますので、参考にしてください。
主任試験員 MRインストラクター 今井康子、香川武久、前田理香
 
1.メッセージコントロール
5ステップを意識され、リズムよく話を聞くことができており、皆さん練習されて試験に臨まれていることがよくわかりました。特に、驚きの表情はほとんどの方が適切なタイミングで、しっかり表現できていたと思います。しかし、体験を聴くために図を書きだすと、視線が合わなくなる、うなずきがほとんどなくなるなど、5ステップが薄くなってしまっていました。講座の中でも注意すべき場面としてお伝えしていたことですが、5ステップが薄くなると、クライアントに置いてきぼりにされている印象を与えてしまいます。絵を書くこと、話を聞くことの2つのことを一緒にやることは本当に難しいですが、こればかりは数多く練習して、コツをつかんでいって下さい。
また、絵を書く際に、描く形(モチーフ)、色にも注意が必要です。綺麗に絵を書くことが目標ではありません。表現しようとする物としてふさわしいか、相手がそれを見たときに、どう感じるのかも考えて描いていけるとさらに良いと思います。5ステップを含め、カウンセラーの表情、見せるもの、発するものすべてがメッセージとしてCLに伝わりますので、意識してコントロールしていきましょう。
味方になるためには、クライアントに対する気遣いも大切です。特に言葉の選び方について、素晴らしい方もいらっしゃいました。ただ、カウンセラーの価値観が強く出てしまっていて気になる点もありました。
例えば、「今クライアントに起こっている症状」という言葉はどうでしょう。「症状」は、一般的には病気や傷の状態を示す言葉です。クライアントは病気でしょうか。「症状」と聞いただけで、クライアントは私は病気なの?という思いが湧いてくるかもしれません。替わりに「反応」とお伝えしたらどうでしょう。一時的なものとして収まっていく状況により近く、クライアントを不安にさせない言葉ではないでしょうか。カウンセラーとしては、ちょっと鬱っぽくて医療に繋ぎたいという思いがあると、症状という言葉になってしまうかもしれません。今回クライアントを少しでも楽にするために必要な言葉はどちらだったか、考えていただければと思います。
 
2.図を使って体験を聴くこと
受験者全員が、クライアントが体験した事故について図を書いて状況を確認していました。ZOOMのホワイトボードやEXCEL、リアルホワイトボード等、皆さんそれぞれ工夫されおり、学んだことを実践しようとする熱意を感じました。しかし、確認した内容は、研修所・駐車場、バスの位置等のクライアントから語られたことのみを記載するだけで安心してしまった方がほとんどでした。事故が発生した現場は、日頃どのような交通量(混雑具合)だったのか、見通しはどうだったでしょう。また、事故に遭った同僚は、バイクが近づいてくることに気づかない要因があったか、事故後の同僚やバイクに乗車していた人はどんな状況だったのか、周囲の人は何人くらいいて、どんな様子・反応だったのか。状況を確認できる時間の関係もありますが、現場の状況をありありと想像できるような聞き方をされていた方は、残念ながら少なかったように感じられました。
改めて、体験を聴くことの意味は何でしょう。“体験を共有することで、クライアントの痛さと程度を理解し、味方方になる”ために聴くのです。しかし、表面上の体験をさらりと聞いただけでは、味方になるのはとても難しいのです。クライアントの自責感・無力感がかくれていないか、痛いところがどこかを想像しながら話を丹念に聴いていくのです。そうすることで、“自分(CL)の本当に苦しさを分かってくれる人”、味方として認識され、クライアントは安心して話をすることができるのです。
今回の、クライアントは自責感がとても強い方でした。話を丹念に聴いていくと「研修所を出る前に、資料の確認をすべきだったのに…」「私が資料をとりに行けばよかったのに…」等、出来事を語る中で、自責が語られることが多いのです。その時に「慌ててバスに移動したのであれば、資料の確認まではなかなかできませんよね。でも、もっと早く気づいていれば・・・と思ってしまいますよね」「呼び止めるまもなく、Bさんが飛び出していってしまったんですね」と自責の手当てもできるのです。
 
3.カウンセラー自身の体調管理など
カウンセラーとして人の話を聞くにあたって、味方になる、体験を丁寧に聞く等大切なポイントはいろいろあります。忘れがちですが、カウンセラー自身の体調を整えておくこともとても大切です。
ご自身がとても疲れている状況であれば、いつもならしっかり集中して話を聞けるはずなのに、聞けないこともあります。また、ご自身の不安や自分を責める気持ちが強くなっている状況であれば、クライアントからそれに似た感情が語られた場合、その感情に引っ張られてしまうことは誰にでもおこります。結果として、クライアントの感情を否定したくなったり、対策を無理強いしたくなってしまうこともあるのです。それでもどうじても話を聞かなければならない状況もあるかと思いますが、その際には、自分の疲労度や感情の揺れをしっかり意識しながら話を聞く必要があります。または、別の方に話を聞いてもらうことができるのであれば、その方法を選択することもよいと思います。
日頃から、ご自身の体調管理や感情の変化にも目を向けつつ、クライアントに向き合っていただければと思います。

2023年(令和5年)11月25・26日(オンライン)における主任試験員講評

CPS認定試験を受験された皆さん、お疲れさまでした。
今回受験された皆さんは、講座の内容を理解されており、試験にも真剣に取り組まれている姿勢を強く感じました。
今回の認定試験について気付いた点をいくつか総評としてまとめましたので、今後のスキルアップの参考としてください。
主任試験員 MRインストラクター 堀内和史
 

1.メッセージコントロール
5ステップについては、基礎講座で学んだこと、実技指導者からのフィードバックなどをご自身の中に取り入れ、ご自身の弱い部分を修正されていることが伝わってきました。
ただ、受験された皆さんの5ステップはまだまだ動きが小さく弱い気がします。試験では緊張されていることもあり、ご自身が思っているほど「5ステップ」は大きくなっていないものです。メッセージコントロールはわたしたちCOが素早くCLの味方になるために有効なツールです。普段の生活にも5ステップを取り入れ無意識レベルまでご自身の中に落とし込んでください。
日常では起きない出来事に遭遇し自分自身に起きている反応に戸惑っているCLの体験をお聞きする中で、特に驚きのメッセージは「大事だね」そして今ご自身に起きている反応は「無理もないよ」とお伝えすることが出来る大切なメッセージです。
また、図を共有してお話をお聞きしているときは双方の画面が小さくなっているので、意識して5ステップを大きく出さないとCLに伝わりにくいので注意が必要です。また、図を描きながらお話をお聞きすることに慣れていないこともあり、上手にリズムよくMCを出している方でも、図を共有したとたんに図を描くことに意識が向いてしまい、顔を上げることなく5ステップが小さくなって、CLは置き去りにされてしまいます。
試験でご自身のパフォーマンスを録画された方は、今一度、5ステップを意識しながら動画をご覧いただければと思います。
 
2.体験を聴くこと
CLの主訴は「先日の豪雨災害時に消防団員として勤務していたが、それ以来体調が思わしくないので、カウンセリングをお願いします」と言うものです。体調が思わしくないと感じるCLの背景にある消防団としての勤務について、どのような体験をしたのかを丁寧に聞いていきます。(災害当日と相談日までの被災者対応など)
ところで、何のために「CLの体験を丁寧に聞いていく」のでしょうか。
一つ目の目的は、体験の中で4つの痛いところが隠れている部分を聞くことで共感を深め味方の関係になることです。
今回のCLの「あの時にもっとできることがなかったか(自責感)」「消防団として役に立っていない(無力感)」「被災者の目線が怖い(不安感)」「災害当日以降、土日も休まず働いている(疲労感)」とのお話から、痛いところの背景にどのような体験があるのかを聞いて行くのです。その際に、CLとの共同作業で図を共有し5ステップを大きくしながら体験をお聞きすることで、同じ体験を共有し、CLの事をよりよく理解することができます。そうすることで、COはメッセージを出しやすくなります。
二つ目の目的は、体験を詳細に振り返ることにより、自責感や無力感の思い込みを修正できる可能性を探すことです。
今回のCLは消防団として災害当日に警戒を呼び掛けながらパトロールする途中、建物の中から助けを求めるお婆さんと犬に遭遇します。消防団の装備ではその場で救出することが出来ず消防隊に救助を依頼することになります。CLは「もっとできることはなかったか、何もできなかった」と無力感・自責感を話します。体験を詳しく聞いていく中で、「助けを求めているお婆さんがいる建物と消防団の車両がある土手との距離」をお聞きすることで「20Mほど離れていること」を確認できると「消防隊に救助を依頼したことはやむを得ない対応であったこと」に気付き「もっとできることはなかったか、何もできなかった」との思い込みを修正できるのです。
受験者の多くは、「CLの体験を丁寧に聴いていく」ということは意識できていました。中にはCLの「私はどうなってしまったのでしょうか」と言う言葉に引き込まれ、体験をほとんど聞いていないのに「今のあなたの状態は、、、」と説明だけを長々と行う受験者もいました。
また、CLの「こんな状態がいつまで続くのでしょうか」との不安について、「それは苦しいですね」とCLの不安をいったん受け止めるものの、「まだ体験を聞いていないので」とか「他に訊くことがあるので」と先送りしようとした受験者が何人かいました。CLの不安をまず解消するため、安心できる程度の説明をしたあとに、Clの苦しさを理解するためにも再度体験にもどって詳しく聴くようにしましょう。
 
3.症状説明と対処法
今回の試験では、惨事後の反応が下がる図を共有しながら、比喩を使い説明を試みていました。
ただ、5ステップでリズムよく話が出来ている受験者が、「説明モード」のスイッチが入ったかのように早口になり、CLが分からない表情をしていることに気付かず説明を続けていました。説明はCOが話をする時間が増えるので意識してCLの様子を観察しながら、自身の説明がCLに理解できているかを確認しながら進めていきましょう。また、事例を用いた説明はCLの納得感が強くなります。基礎講座の動画にある事例、他の人が使った事例などご自身の説明に取り入れてみてください。
また、多くの受験者が「疲労が蓄積しているのでお休みしたらいかがでしょう。」と休む対処を勧めていました。CLはどうして休む必要があるのか理解できていない様子も見受けられました。
どうしてCOは疲労が蓄積していると考えたのか、その背景をCLに説明する作業が不足している気がします。
例えば、今年の4月に妻の実家近くに引っ越し、同時に転職し、義父の勧めもあり地域の消防団に初めて加入したことに加え今年の猛暑もあり、10月頃には蓄積疲労の2段階になっていた。そんな中、これもまた初めての災害対応を行い「お婆さんと犬を救助できない」という出来事に遭遇した。その後も被災者対応をしながら土日休まずに働いた。
そのようなCLの状況を疲労の3段階の表を使い説明し、CLが「自分は、4月以降のライフイベントの重なりで疲労がかなり蓄積していた。そして、疲労の蓄積があるときには、出来事に対して大きく反応してしまうんだ。また、その後も被災者対応をしながら土日休まずに働いた。だから、疲労が深まっているんだな」と自分の疲労の状態を理解できてから、対処法として出来ることを一緒に探していく作業に入っていくと良いでしょう。
 
4.構造化面接
構造化面接の手法は、あくまでも「手法の一例」であって、構造化面接を手順通りに進めることが目的ではありません。体験の裏に隠れている4つの痛いところが語られたらしっかり要約して受け止め、促し質問で更に体験を聞いていきます。またCLから不安な気持ちが語られたら構造化面接手順にこだわることなくCLが安心できる説明をしてから体験を再度聞いていくなど、CLの話したいことに焦点を当てながら面談を進めるようにしてください。

最後に、今回合格された方は、さらに学びを深め、様々なケースに対応できる力をつけて頂きたいと思います。CPS認定試験は基礎講座で学んだことの総復習であり、協会でこれから学んでいくすべての上級講座の基礎となる部分です。残念ながら合格されなかった方も、あきらめることなく再チャレンジしていただければと思います。

2024年(令和6年)3月4日(対面)における主任試験員講評

CPS認定試験を受験された皆さん、お疲れさまでした。
コロナ禍以降、認定試験はZOOMで実施しておりましたが、10年ほど前より、当協会の講師にお声をかけていただき講座を開催し、研鑽を積んでこられた団体様が、2023年度下期にお話がうまく進み、団体様がご用意してくださった会場にて、対面による「危機介入カウンセリング基礎講座1〜3」を受講されました。
そして、折角受講したので、CPS認定試験を開催しましょうということになりました。
ただ、皆様かなりお忙しい方ばかりでしたので、「危機介入カウンセリング基礎4」は難しいかと思いましたが、折り合いをつけてくださり受講、3月4日に会場も都合をつけてくださり、メンタルレスキュー協会が出張しての対面でのCPS認定試験を開催することになりました。お忙しい中、本当に毎月9名ほどの方(再受講もあり)が研鑽いたしました。
本当にありがとうございました。
それでは、主任試験員からの講評を記載します。
認定部長 小野田奈美
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受験者の皆さん、お疲れさまでした。
コロナ禍以降、認定試験はZOOMで実施しておりましたが、東京で受験希望者が集まったことから、今回は対面で実施しました。
今回受験された皆さんは、基礎講座の内容を何度も復習し理解されており、試験に真剣に取り組まれている姿勢を強く感じました。
今回の認定試験について気付いた点をいくつか総評としてまとめましたので、今後のスキルアップの参考としてください。
主任試験員 MRインストラクター 伊藤 朗  堀内 和史

1.メッセ―ジコントロール
今回受験された皆さんは、面談の最初からバリエーション豊かに5ステップのうなずきを表現し、表情、身体の前後の動き、会話の間を上手に使いながら基礎メッセージを伝えていました。そのため、受験者の多くは、開始後数分間で味方関係を構築していたように感じました。
今回は「自分の子供が目の前で車に轢かれそうになる出来事」を体験し、自分自身に起きている心身の変化に戸惑っているクライアントです。受験者の多くはクライアントが体験したことを時系列で聞いていく中で、クライアントとの間に図を共有しながら位置関係、距離感などを確認していました。
普段のカウンセリングでは、図を共有しながらお話を聞き進めていくことがほとんどないせいか、図を描く事に気持ちがいってしまい、目線下がってしまう時間帯もありましたが、ある程度図を共有できた後は、目線をクライアントに向けて、テーブル上にある図を「体験を一緒に確認するためのツール」として上手に活用していました。
メッセージコントロールはわたしたちカウンセラーが素早くクライアントの味方になるために有効なツールであることを改めて意識してください。

2.体験を聴くということ
体験を聞いていくときのポイントは「時系列で臨場感を持って同じ映像を共有するように」聞いていくことです。そのためには、5ステップでリズムよく進めていく必要があります。ポイントは、5ステップのうなづきを大きくし、要約+質問をつかって話しをすすめますが、ここも多少のぎこちなさが残るものの良くできていると思いました。
受験者の方の中には図を共有しながらクライアントの様子をしっかり観察して、共有している図を見やすいように向きを変えるなどの、クライアントへの温かい配慮をしている方ももいらっしゃいました。
今回のクライアントは、目の前で自分の子供が車に轢かれそうになった体験の後、「その場面の悪夢を見て目が覚める」「子供が大好きだった公園に行けない」などの今まで経験したことがない心と体の変化に戸惑っています。

ところで何のために体験を聞いていくのでしょうか?
1つ目の目的は、4つの痛いところが隠れている体験を聞くことで、共感を深め、味方の関係になるためです。
2つ目の目的は、体験を詳細に振り返ることにより、自責感や無力感の思い込みを修正できる可能性を探すためです。
今回のクライアントは、いつもならバスを降りて手をつないで公園に向かうはずが、その日は手をつなぐ前に子供が公園に向かって走り出してしまった。「あの時、私がしっかりと手を握っていたら、子供に怖い思いをさせることもなかった」と自分を強く責めていました。 皆さんはクライアントが自責を語っていても、無理にその自責を軽減しようとするのではなく、自責の苦しさをしっかりと受け止めてから、また体験を聞くことに戻ることができていました。
自責感への対処は、自責を0にするのではなく、クライアントがこれまで誰にも話せなかったことを話してもらう懺悔効果をしっかりと意識されて進めていたと感じました。

3.症状説明と対処法
今回の試験では、ほとんどの方が惨事後の反応が下がる図、疲労の3段階の図を共有しながら、比喩を使い説明を試みていました。
説明に入るとどうしても一方的に説明してしまい、クライアントがどこまで理解しているか確認しない方が何人かいらっしゃいました。クライアントの様子を観察しながら、自身の説明がクライアントに理解できているかを確認しながら進めていきましょう。
また、事例を用いた説明はクライアントの納得感が強くなります。基礎講座の動画にある事例や、講座でクライアント役が演じていた事例などご自身の説明に取り入れてみてください。
今回のクライアントは、出来事から3週間経過して相談室を訪れています。受験者の皆さんは、ファーストショックの症状は下がって来ますよと説明をしますが、クライアントは「未だに悪夢を見るし、公園にも行けないのです」と話します。そうした場合は惨事の反応が下がらないケース(同様の惨事を体験している、もともとうつ状態もしくは、疲労の蓄積にて2段階に陥っていて惨事体験した)を思い出しながら、この出来事の前の状況を確認してみる必要があります。
そうすると、今回のクライアントには、鍼灸院を開業して以降、診察時間を増やし、診察時間外に診察を行い不定期な業務対応を行っていたことから、2段階疲労の状態になっていることなどを説明の中に織り交ぜると、まだ症状が落ちていない理由を納得してもらいやすくなりますし、対処法も疲労に対する対処という点から、できることを一緒に探していく作業に入りやすくなります。

4.構造化面接
構造化面接の手順は、あくまでも「手順の一例」であって、構造化面接をその通りに進めることが目的ではありません。体験の裏に隠れている4つの痛いところが語られたら、しっかり要約して受け止めて感情を聞き、また体験を聞いていきます。
またクライアントから「私はどうなってしまったのでしょう」と不安な気持ちが語られたら、クライアントの要望に応えることを優先しますが、その点についても、みなさんは構造化手順にこだわることなく、全員の方ができていました。
これからも、クライアントの話したいこと、聞きたいことを優先して面談を進めるよう心掛けてください。

 最後に、今回受験された方は、さらに学びを深め、様々なケースに対応できる力をつけて頂きたいと思います。CPS認定試験は基礎講座で学んだことの総復習であり、協会でこれから学んでいくすべての上級講座の基礎となる部分なのです。